親戚回り
今日は親戚回りをした。
でもふられまくり。
1件目は旦那さんしかおらず。
おばちゃんは〜? と聞くと、毎年恒例の温泉に行ったらしい。
うらやましい、無職(あ、農業?)
2件目はおばーちゃんしかおらず。
兄さん(従兄弟)たちは〜? と聞くと、町さ行ったとのこと。
入れ違いですかい(アヤノは町から来ました(笑))
3件目は誰もいませんでした。
玄関につっかえ棒がしてあったけれど、外側にしてある。
無施錠。イミあんのかその棒。
4件目、いましたおばちゃん!
ものすごいデコボコの圧雪を乗り越えて辿り着くと、
ぴかぴかのおうちへ入る。
このおばちゃん、御年・・・何歳だっけ?(たぶん70代後半中盤)
一人暮らしなのにものすごいしっかりしている。
きちんと片付けられた部屋、塵ひとつない廊下にはじゅうたんが敷き詰められ、最近付けたのか、真新しい木の手すりが家中のあちこちにある。
奥の仏間の畳には、かわいらしい刺繍がしてある。前からこの畳だっけ?
たぶん最近変えたのだろうが、青々してツヤがある。
通された和室も、ホントに塵一つない。新しいコタツが輝いている。
この部屋の畳も青くてツヤがある。障子のさんにもホコリなんかない。
かわいいバラの振り子の時計、茶箪笥の中は整然と茶碗類が並び、テレビ画面にももちろんホコリなんかない。
深く深く感心し、浅く反省していると、かわいらしい茶菓子が出てきた。おばちゃんいーでば。
小一時間程おばちゃんの話を聞き(おばちゃんは話し出すとノンストップである)、そろそろ帰るので、悪いのでお茶碗ぐらいは洗って帰ろうと洗ってあげる。
台所のテーブルには、冷凍のオムレツがラップの上に広げてあった。
「あー、これね、今晩食べようと思って。ホラ、最近が冷凍だのインスタントだのって色々便利だからね、味噌汁もあるし。だから、一人で寂しかったり具合悪い時にはデイサービスに泊まりに来てもいいって言われても、これあるから大丈夫、あとね、今年は寒いからね、下手に家を空けるとお風呂が凍ったり、この前は洗面所が凍って出なかったの、あとトイレもね、水洗だから凍ると困るでしょ、一晩空けるとね、凍るからね、直すのもね、大金かかるの、うーんとかかるの、そんな気まま出来ないからね、おばちゃん、いいって言ったの、だってね、今年は寒いからね、洗面所凍ったんだよ、この前ね、使わないとね、凍るがすと、ね、だから、お風呂だの凍ると大金かかるしね、そっちのほうが心配だしね、食べるものも、冷凍だのインスタントだの、これ、(生)野菜もいっぱいもらったしね、あ、アヤノちゃんちでリンゴある? あ、あるの、そう、リンゴもいっぱいあるしね・・・(以下ずっと休みなく続く)」
おばちゃん、いいから座ってて・・・(笑)