ドラクエの思い出3
ファミコン時代その2〜中学
ドラクエIVは私が中学2年の冬に発売された。
中2らしく、クラスメイトのゲーム好きの中ではドラクエの話で持ちきりだった。
我が家では、弟がそれを入手した。
目立ちたがり屋で無鉄砲で自分の考えを曲げない私を見て育った弟は、
周りの顔色をうかがい、叱られないように上手く振舞う大人しい子供だったので、
祖母にかわいがられ(いや私もかわいがられたが)買ってもらえたのだ。
そもそも、ゲームは男の子がするものというのが祖母の考えだった。
私はオルガンでも弾いていろということだったのだろうか。
この頃にはすでにピアノ教室行きをボイコットして久しかった。
しかし、さしてドラクエに興味のなかった私は、弟がプレイし終わるのを待っていた。
そして、春休みにはそれをプレイする機会が訪れた。
今までRPGは横で見ていたクチの私は、自分のプレイを初めてRちゃんに見られる。
戦闘の戦略、買い物のしかた、会話のしかた……
何故かそれはとても緊張した(笑)
「アッ、それ買うの?!」
「アッ、メラ使うの?!」
「そっちに何もないよ!」
ウルサイ(笑)メラくらい使わせろ(笑)
まあ、自宅にあるゲーム機だったから、Rちゃんがいなくても進められるのだが、
我が家のゲーム機は離れの中に作った部屋にあり、夜はゲームができなかったのだ。
離れは物置とゲームの部屋しかないので、ゲームしているのがバレバレだったので。
相変わらず厳しい我が家である。
小学生の弟ならいざ知らず、来年受験生の私までゲームに熱中していたとなれば、
ファミコンが我が家に来て3年、父はやはり激しく後悔していたに違いない。
そして、今こんなブログを付けている事を見て、
「あの時ファミコンさえ買ってこなければ」と、
草葉の陰で嘆いているのかもしれない(笑)
もう遅いけど(笑)