国勢調査の憂鬱
国勢調査、みんな書いた? あ、親が書いた?
え? 個人情報を教えるなんてまっぴらごめん?
でもね、あれ、ウチの会社みたいなトコに訊きに来るのよ、結構。
でも、あれだ、個人情報保護法によって、いろいろ取締りやらキビしくなてるし、今の人たちはヘンなトコにアタマよくなってるから、調査員が「国民の義務だから協力してね」なんて言おうものなら10倍ぐらいに言い返されるらしい。この辺は田舎だから、調査員は公民館の役員やら班長さんやら、要するにジーサンバーサンが多いんだよね。
で、困ってうちに電話をよこす。
まして、自分がその法に触れそうだなんて自覚はありませんから、
電話をよこします。
申し訳ありませんが、お電話ではお教えできません。
そうするとわざわざ会社までお越しになります。
調査票を首から下げ、でっかい紙袋に回収済の封筒を入れ、
回収チェック表? を見ながら、
「あー、○○アパートのことについておききしたいのですが」とか来る。
本人が教えたくない事は教えられませんが、
国勢調査には協力するように書かれた貼紙が貼ってあります。
仕方ないので名前ぐらいは教えますよ。
・・・ハイハイ、それで合ってますよ。はいどーもー。
と、お帰り願うのですが、また別の調査員から電話がかかって来ます。
『スイマセン、国勢調査なんですが、お宅の看板ついてる××アパートの102号室、誰か住んでらっしゃるんですか?』
「はあ、住んでますよ。そのアパートは空室はないですから」
『そうですか、何回行ってもいないんですよ〜。どうも〜』
この手の電話は多い日は私だけで3回も受けましたがな。
こんぐらいならまあ、個人情報保護法には触れないでしょ。
普段でも『スイマセーン、あそこのアパート、空きないんですかぁー?』とか電話来るしね。
で、国勢調査って、書きたくないときは白紙で出していいんだって。
いろいろガヅガヅ言って来る割には、白紙で出していいっての知らない人も多いんじゃ??
何も書かずにちゃんと封をして、調査員の人が来たら、
知らないふりして「ハイ」って出せばいーじゃんねえ。
なんにせよ、そんな世の中ですから、次回からはもう出来ないんじゃないでしょうかね。
ていうか、調査員の人が言ってましたが、
「『国勢調査って何ですか?! そんなのいつからやってるんですか? 知りません!!』って言われちゃったときもあるよ」だそーです。
幾らなんでもそれはものを知らなさ過ぎ・・・。