初舞台

アヤノさんが作って放置してた吹奏楽団、とうとうデビューを果たしました。

思えばイキオイで作った楽団だった(初告白?)

詳しくは「吹奏楽のアレ」で。

どうしてもJAZZは私のカラーじゃないという違和感を感じて、辞めてしまってから改めて吹く場所がないと感じた。

高校生の舞台を指をくわえて眺める日々。

私なら速いフレーズも吹けるのに! 私ならハイトーンも出るのに! 私なら! 私なら!

貴重な高校生活を送っている生徒に無謀な思いを押し付けたりもした。

自分だって高校時代には速いフレーズもハイトーンも、トロンボーンらしい音色ですら吹くことが出来なかったのに。

ここ数年、吹奏楽ブームでたくさんの生徒が入部して退部していく。

ベードゥアーとかインツェーとか、マルカートとかダルセーニョとかディミヌエンドとか覚えさせても3年後にはもういない。

でも、逆に言えば、そういうのがたくさん世の中にいたりする。

ツェー万ゲー千って言って一万五千円だって気付くコだっているに違いない。

Es管をS管だと思って卒業して行くコもいるだろう。

でも、やってみたかった。

3年または6年、吹奏楽漬けだったコ達が酒を飲める年になって、またやりたいなって思った時の場所を作りたい、というのがこの団の目的。

そして、そんな子たちがたくさん集まった。

私より一回りも二回りも上のセンパイも加わってくれた。

私は幸せだ。

でも、まだ、1回目。しかも市民芸術祭の1つ。

対バンの次はソロライヴ。

高校時代の後輩以外にも、他の学校の出身のコも結構入った。

吹奏楽初体験もいる。

もっといろんな人が集まって、来年完成する市民会館で、コンサートしたい。

大人になって、コンクールにも出てみたい。

アンサンブルもやってみたい。

色々やってみたい。

でも、初回コンサートはカメリアホールだったよと、後から言えるような、そんなバンドに成長していったらいいな。